ラインローラーからシャリシャリ音が出たら要注意|リール修理のプロがベアリング交換の判断基準と方法を解説

こんにちは、リールオーバーホール専門店gearshopです。
「最近リールからシャリシャリ・シュルシュルという音がする」
そう感じたとき、原因の多くはラインローラーのベアリングにあります。
ラインローラーはラインを巻き取るたびに高速で回転するパーツで、ここのベアリングが傷むと異音・巻き心地の悪化につながります。
この記事では、ラインローラーのベアリング交換について「自分でできるか?」「いつやるべきか?」「どこまで自分でやっていいか?」をプロ目線で解説します。
ラインローラーが傷む原因とサイン

ラインローラーは釣りをするたびに海水・砂・紫外線などにさらされます。
以下のサインが出たら、ベアリングの状態を疑いましょう。
- ハンドルを巻くとシャリシャリ・シュルシュルという音がする
- ラインローラー部分をキャスト後に触ると、スムーズに回らない(引っかかりを感じる)
- ラインに偏った傷・ヨレが増えた(ラインローラーがスムーズに回転していないサイン)
- ドラグを出したときにライン放出が引っかかるように感じる
自分でラインローラーのベアリング交換はできる?
結論から言えば、「ラインローラーの清掃・注油」であれば自分でできます。
しかしベアリングの交換となると、難易度は一段上がります。
自分でできる範囲
- ラインローラーの取り外し・清掃・注油(入門〜中級者向け)
- ラインローラー用ベアリングの購入・交換(構造がシンプルなモデルのみ)
プロに任せた方がいい場合
- 交換後も異音・症状が改善しない(別のパーツに原因がある可能性)
- 構造が複雑なラインローラー一体型設計(シマノのXプロテクト搭載機など)
- ベアリングを取り外す際にシムワッシャーが紛失・変形してしまった
- ラインローラーのネジが固着していて外れない

どのリールでも同じなの?



実は注油禁止のラインローラーもあるので、注意が必要です。
シマノのグリスイン(現行モデルのリール)
ダイワのマグシールド搭載ベアリング
この2つは禁止だよ!
ラインローラー ベアリング交換の手順(基本的な流れ)
ラインローラーのベアリングを自分で交換する場合の、基本的な流れを解説します。
用意するもの
- 精密ドライバー(プラス・マイナス)
- 交換用ベアリング(メーカー純正またはサイズが合うものを事前に確認)
- ピンセット
- パーツクリーナー・オイル
- 作業マット(パーツの紛失防止)、キッチンペーパーでもOK
作業手順
- ラインローラーを固定しているネジ(1〜2本)を外す
- ラインローラーを分解し、ベアリング・シムワッシャーの順番・向きをメモor写真で記録する
- 古いベアリングをピンセットで取り外し、パーツクリーナーでパーツを清掃する
- 新しいベアリングを取り付け、シムワッシャーを元の順番・向きで組み直す
- ラインローラーにわずかにオイルを差して動作確認する
最大のポイントは「シムワッシャーの順番と向きを間違えないこと」です。シムワッシャーは厚みがほんの0.几mmの薄い金属板で、組み間違えると巻き心地・ガタ付きに影響します。作業前に必ず分解前の状態を記録してください。
交換しても改善しない場合は、別の原因を疑おう
ラインローラーを清掃・交換しても異音・シャリシャリ感が残る場合、原因は別のところにある可能性があります。
- メインギアやピニオンギアのグリス切れ・摩耗
- ローターのベアリング摩耗
- スプールシャフト周りのベアリング劣化
これらは分解して確認する必要があり、内部への本格的なアクセスが必要です。「ラインローラーを直したのにまだシャリシャリする」という状態こそ、オーバーホールのタイミングです。
カスタムラインローラーへ交換するのもあり!
シマノラインローラー
ダイワラインローラー
ラインローラーの異音・交換のご相談はgearshopへ
gearshopではラインローラーを含む全パーツの分解・清掃・ベアリング交換に対応しています。「自分で試したが改善しなかった」「どのパーツが原因か分からない」という場合も、LINEで症状をお送りいただければ簡単に診断できます。







