【2026年2月発売】シマノ ヴァンキッシュCE徹底解説|競技特化モデルの真価とプロが見る”買い”の判断

こんにちは。リールオーバーホール専門店「gearshop」です。
シマノから衝撃的なニュースが飛び込んできました。
2026年2月、限定モデル「26ヴァンキッシュCE(COMPETITION EDITION)」が発売されます。
「23ヴァンキッシュでさえ最高峰なのに、まだ上があるのか?」
そう思われた方も多いはず。今回は、2,650台以上のオーバーホール実績を持つプロの視点から、ヴァンキッシュCEの全貌、通常モデルとの違い、買うべきかどうかの判断基準を徹底解説します。
ヴァンキッシュCEとは?COMPETITION EDITIONの意味

■2026年限定の特別モデル
「26ヴァンキッシュCE」は、2026年限定生産のCOMPETITION EDITION(競技専用モデル)です。
通常の23ヴァンキッシュが「万能型」だとすれば、CEは「競技特化型」。
エリアトラウトやバスのトーナメンターなど、己のポテンシャルを最大限に引き出すために設計されました。
【基本情報】
- 発売日:2026年2月予定
- 価格:69,800円〜70,800円(税別)
- ラインナップ:全8機種(1000SSS〜2500サイズ)
- カラー:ブラック基調のモノトーン
■「CE」に込められた思想
COMPETITION EDITIONの名が示す通り、競技での勝利を追求したモデルです。シマノの開発チームが目指したのは、23ヴァンキッシュを超える「巻き感度」と「レスポンス」。
そのために、防水性能の一部を犠牲にするという大胆な選択をしました。
「巻き感度」を極限まで追求

■防水シールを削ぎ落とす覚悟

26ヴァンキッシュCEの最大の特徴は、ハンドル軸部の防水シールを非採用にしたこと。さらに、ベアリングの一部をグリスからオイルに変更。
その結果、回転トルクが約25%低減。
【公式データ】
- デッドスロー(3秒で1回転):23ヴァンキッシュ比で約25%トルク低減
- 高速回転(ルアー回収時):23ヴァンキッシュ比で約40%トルク低減
■水流の変化を可視化するレベルの感度
回転トルクの大幅低減により、水流の変化やルアーの波動をダイレクトに感じ取れるようになりました。まるで「水中を可視化している錯覚」に陥るほどの情報伝達力です。

これまでたくさんのリールを分解してきましたが、「感度を上げるために防水性を犠牲にする」という発想は、シマノらしい攻めの姿勢です。メンテナンスの観点では少しリスキーですが、競技での優位性を最優先する設計は素晴らしい。
むしろチューニングでさらに伸びそうで楽しみです!
23ヴァンキッシュとの決定的な違い【比較表あり】


■主要な違い一覧
| 項目 | 23ヴァンキッシュ | 26ヴァンキッシュCE |
|---|---|---|
| 防水性能 | ハンドル軸部に防水シール採用 | 防水シールを非採用 |
| ベアリング | グリス封入 | 一部オイルに変更 |
| 回転トルク | 標準 | 約25〜40%低減 |
| 巻き感度 | 高い | 極限まで向上 |
| ターゲット | 汎用性重視 | 競技特化 |
| カラー | シルバー基調 | ブラック基調 |
| 生産 | 通常ライン | 2026年限定 |
| 価格(C2000S) | 約65,300円 | 約69,800円(+4,500円) |
■防水性能の違いと使用環境
【26ヴァンキッシュCEが使える環境】
- ✅ 淡水(エリアトラウト、バス釣り、渓流)
- ✅ 海水(防波堤ライトソルト)※波しぶきが少ない環境
【23ヴァンキッシュの方が適している環境】
- 🌊 オフショアライトジギング(波をかぶる可能性が高い)
- 🌊 サーフゲーム(波しぶきが多い)
- 🌊 雨天時の長時間釣行
gearshopの見解:
「防水シール非採用」と聞くと不安に思われるかもしれませんが、基本的に淡水・海水どちらでも使用可能です。ただし、直接海水をかぶるような環境では23ヴァンキッシュの方が安心です。
全8機種のスペック詳細
■スペック一覧表
| 品番 | ギア比 | 自重(g) | 最大ドラグ(kg) | 糸巻量PE(号-m) | 最大巻上長(cm) | 価格(税別) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1000SSS | 5.1 | 140 | 3.0 | 0.3-120/0.4-90 | 64 | 69,800円 |
| 1000SSSPG | 4.4 | 140 | 3.0 | 0.3-120/0.4-90 | 55 | 69,800円 |
| C2000S | 5.1 | 145 | 3.0 | 0.6-150/0.8-110/1-80 | 69 | 69,800円 |
| C2000SHG | 6.0 | 145 | 3.0 | 0.6-150/0.8-110/1-80 | 81 | 69,800円 |
| C2500S | 5.1 | 150 | 3.0 | 0.6-200/0.8-150/1-120 | 70 | 69,800円 |
| C2500SXG | 6.3 | 150 | 3.0 | 0.6-200/0.8-150/1-120 | 87 | 69,800円 |
| 2500S | 5.1 | 165 | 4.0 | 0.6-200/0.8-150/1-120 | 75 | 70,800円 |
| 2500SHG | 5.8 | 165 | 4.0 | 0.6-200/0.8-150/1-120 | 86 | 70,800円 |
■注目の新番手「1000SSS」
26ヴァンキッシュCEで初登場した1000SSSシリーズは、エリアトラウトのトーナメンター向けに開発された先鋭スペック。C2000サイズを上回る巻き感度とレスポンスを実現しています。
5. どんな方におすすめか?ターゲット釣法別


■エリアトラウト【最適】
- 推奨番手:1000SSS、1000SSSPG
- 理由:コンマ1g単位のルアーを使い分ける繊細な釣りで、圧倒的な巻き感度が武器になる
■バスフィッシング(フィネス)【最適】
- 推奨番手:C2500SXG、2500SHG
- 理由:小型トップウォーター、マイクロホバストなどの高精度攻略に最適
■アジング・メバリング【適】
- 推奨番手:C2000S、C2000SHG
- 理由:巻き感度の高さで、小さなアタリを逃さない
ただし注意:
防波堤での釣りなら問題ありませんが、波しぶきが多い環境では23ヴァンキッシュの方が安心です。
■渓流トラウト【要検討】
- 推奨番手:C2000S
- 理由:淡水なので防水性能の低下は問題なし
ただし注意:
渓流は水没リスクが非常に高い釣りです。gearshopのデータでは、渓流用リールの故障率はソルトゲームと同程度。防水シール非採用のCEモデルは、水没時のダメージリスクが高まります。
オーバーホール視点での評価
■メンテナンス性の観点
【懸念点】
- ハンドル軸部の防水シールがないため、内部への水侵入リスクが高い
- ベアリングがオイル封入のため、グリス封入より汚れが侵入しやすい
【gearshopの予測】
おそらく、26ヴァンキッシュCEは年間1回のオーバーホールが推奨されるモデルになるでしょう。23ヴァンキッシュが2〜3年に1回のメンテナンスで済むのに対し、CEは「競技専用機」として、よりこまめなケアが必要です。
■耐久性の観点
【高評価ポイント】
- インフィニティクロス、インフィニティドライブなど、23ヴァンキッシュと同等のコアテクノロジーを継承
- ギアの耐久性は維持されている
- デュラクロス(強化ドラグワッシャー)も搭載
【gearshopの見解】
基本骨格は23ヴァンキッシュと同じなので、内部構造の耐久性は心配不要です。ただし、防水性能の低下により、使用環境には注意が必要です。
買いか?見送りか?


■「買い」の方
✅ エリアトラウトのトーナメンターで結果を出したい
✅ バスフィッシングのフィネスゲームを極めたい
✅ 「巻き感度」に徹底的にこだわりたい
✅ 年間1回のオーバーホールを苦にしない
✅ 限定モデルというプレミアム感に価値を感じる
■「見送り」の方
❌ 防水性能を重視したい
❌ オフショアやサーフで使いたい
❌ メンテナンスの頻度を減らしたい
❌ 汎用性の高いリールが欲しい
❌ コスパを最優先したい
→ こんな方は、23ヴァンキッシュをおすすめします。
■プロの結論
gearshopとしての見解は、「競技用途なら買い、それ以外なら見送り」です。
26ヴァンキッシュCEは、「勝つ」ための道具です。趣味の範囲で楽しむなら、23ヴァンキッシュの方が長く快適に使えます。
ただし、限定モデルという希少性も魅力。将来的にプレミア価格になる可能性もあります。
8. 価格・発売日・予約情報
■価格(税別)
- 1000〜C2500サイズ:69,800円
- 2500サイズ:70,800円
(参考)23ヴァンキッシュとの価格差
- C2000S:約4,500円高
- 2500S:約5,500円高
■発売日
2026年2月発売予定
■予約情報
予約開始中👇
競技特化の「勝つためのリール」
26ヴァンキッシュCEは、シマノが「競技での勝利」を追求して生み出した、極限の巻き感度を持つリールです。
【最後にgearshopからのメッセージ】
このリールを手にするあなたが、もし「競技で勝つ」という明確な目標を持っているなら、迷わず購入をおすすめします。年間1回のオーバーホールさえ行えば、あなたの最強の武器になるはずです。
一方、「趣味で楽しむ」ことが目的なら、23ヴァンキッシュの方が長く快適に使えます。防水性能も高く、メンテナンス頻度も少なくて済みます。



